冬と春をつなぐ
2020年1月27日 10時42分プランターに植えていたチューリップの球根から芽が出てきました。
チューリップの球根は、光があたり続ける場所ではなく、一度暗い土の中に入り、冬を越えなければ芽を出しません。
暗い土の中はつらく、寒い冬を越えるのはチューリップにとっても苦しいものです。
しかし、それを乗り越えるからこそ、きれいな花を咲かせるのでしょう。
これは、人も同じなのかもしれません。
たとえ今は、つらく苦しい道のりに見えたとしても、
その険しい道を進んでいくことが、成長への何よりの近道なのかもしれません。
悩みや苦しみこそ、人を育てる大切なもの。
子どもたちも、悩み、苦しむことがあると思います。
子どもたちの悩み苦しむ時期が冬だとすれば、それを乗り越え、また新たな自分となって進んでいくときが春でしょう。
この子どもたちの冬と春を優しく見守りつなげてあげるのが、私たち大人の役目です。
あのときの自分をあきらめずに励まし続けてくれた人がいた。
この事実こそ、子どもたちにとって、次の冬を乗り越える大切な肥料となります。
冬に枯れ散る木々たちも、必ず春がくれば花を咲かせます。
もう目の前に春はきています。